目次
はじめに
飲食店や小売店では「雨の日はお客様が少ない」という課題を抱えることが多いです。
しかし、天気に合わせて自動的に「雨の日限定クーポン」を発行できれば、来店促進に効果を発揮できます。
この記事では、**n8nとAIを使って「雨の日に自動でLINEクーポンを発行する仕組み」**を構築する方法を解説します。
専門知識がなくても、配布するn8nワークフローをインポートすればすぐに使える形にできます。
構築方法
1. 配布ファイルをインポート
https://samox.stores.jp/items/68ca5f1d8711461101f78b0c
- n8nのエディタを開き、右上の「Import from File」から配布された`天気クーポン.json`をインポートします。
- インポートすると、天気情報の取得からLINEクーポンの発行・配信までが自動化されたフローが表示されます。
2. 認証の設定
ワークフローを動かすためには以下の認証情報を設定する必要があります。
- Slack API
Slackのワークスペースでアプリを作成し、Bot Tokenを取得。
n8nのCredentialsに設定。 - Google Gemini API
Google AI StudioからAPI Keyを取得し、n8nに設定。 - LINE Messaging API
LINE Developersで取得した「チャネルアクセストークン(長期)」を使用。
n8nのHTTP Header Authに以下を登録- name: Authorization
- value: Bearer {アクセストークン}
- 天気API(Open-Meteo / 国土地理院)
認証不要のため、そのまま利用可能。
各ノードの説明
このワークフローでは以下の流れで処理が進みます。
- 毎日7時に起動
Cronノードで毎朝7時に自動スタート。 - 住所から緯度経度を取得 → 天気データ取得
国土地理院APIで位置情報を取得し、Open-Meteoから当日の天気・降水確率を取得。 - AIによる天気解説生成
Google Geminiと連携したAIが「今日の天気」と「来店への影響」を分かりやすく要約。 - Slackへ通知・承認
担当者に天気レポートをSlackに送信。
「クーポンを送信」ボタンを押すと次の処理へ。 - クーポンの有効期限を設定
デフォルトでは「当日限定」で発行。必要に応じてカスタマイズ可能。 - AIがクーポンJSONを生成
LINEクーポンAPI用のフォーマットをAIが自動で作成。 - LINEでクーポン発行 → 一斉配信
LINE Messaging APIを通じて新規クーポンを作成し、友だち全体に送信。
まとめ
この仕組みを導入することで、
- 天気に応じた販促が自動化できる
- 毎日のルーティンを省力化できる
- 「雨の日でも来店客数を維持」できる
といった効果が期待できます。
n8nを使えば、非エンジニアでも手軽にAIと連携した自動化を実現できます。
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